2014年4月アーカイブ
2014年4月28日
第88回 現地適合化とDistribution Networkをどうすべきか?
今回もリスナーの方からのご質問にお答えします。中国で成長している日本企業はありますか?というご質問を頂いております。ご質問を頂いた方の業界が事務機だと仮定して弊社なりにこの業界にてどのように戦っていくべきかを話し合っていきたいと考えます。1つは現地適合化をどこまで対応するか?もう1つはレノボやサムソンという競合とのDistribution Networkの差がどこにどのようにあるのかを明確にすべきではないか?最後にはやはりセグメントが重要になってくる。
2014年4月24日
第87回 中国で成長している日本企業-ヤクルト編
今回もリスナーの方からのご質問にお答えします。中国で成長している日本企業はありますか?というご質問を頂いております。株式会社ヤクルトを取り上げていきたいと考えます。
世界で1日2400万本飲まれているヤクルト。当初189店舗しか取り扱いがなかったが今や3300店舗を超える小売りで取り扱われている。チャネルへの投資が徹底している。
その国の健康に貢献していくという思いを基に世界に拡大しているヤクルトは今後も注目です。
2014年4月21日
第86回 中国で成長している日本企業-ピジョン編
今回はリスナーの方からのご質問にお答えします。中国で成長している日本企業はありますか?というご質問を頂いております。ピジョン株式会社を取り上げていきたいと考えます。ピジョンはベビー用品を扱っており、中国での成長は目を見張るものがある。ではなぜ上手くいっているのか?我々なりに分析すると下記3つが要因になっていると考えます。
1)現地法人のトップ経験が長い
2)チャネルを構築する
3)ブランドを確立していく
2014年4月17日
第85回 ヤクルト世界ブランド化戦略 元ヤクルト 専務取締役 平野博勝氏
世界ブランド化を進める上でやはり先進国は無視できない。その中でどこから手をつけるのか?アメリカの文化の価格が一定であれば大きい方をとる。量が一定であれば価格が安い方をとる。ヤクルトは逆であり、量は少ないが価格は高い。
このような理由でオーストラリアとヨーロッパを同時に展開を進めた。ヨーロッパでは訪問販売の規制が厳しく、ヤクルトレディのシステムが採用できない。売れるところで売れる方法でという考えの元にヤクルトの世界ブランド化を進めていった。
2014年4月14日
第84回 グローバル展開は視点と視野 ヤクルト元専務 平野博勝氏
既成概念とか通常のマーケティング理論にどっぷりつかっていない事が物事の見方が違うのではないか?国が違えば問題は違う。だから全てはゼロベースで考えなければいけない。
結局、視点と視野の問題で、どうしても成功体験は固定化してしまう。
ヤクルトの再建屋として数々の国の建て直しを実施した平野氏はどのような視点と視野を持ち合わせているのか注目して頂きたい。
2014年4月10日
第83回 ヤクルト フィリピン再建計画 元ヤクルト 専務取締役 平野博勝氏
フィリピン人は本当に人懐っこいし、人を騙すのも上手い。そういうフィリピン人が平野氏は好きになってしまった。ヤクルト本社で優秀ではない人をフィリピンの再建に連れていった。全く新しい発想や行動を最優先に求め、人選を行った。
フィリピンの再建計画の基本戦略は下記3つであった。
1)現地パートナーが安心できる関係をつくること。
2)パートナーよりも日本側がケチに徹する。
3)日本人社員は量において3倍、質において10倍の仕事をする。
2014年4月 7日
第82回 健康は人類普遍の価値である 元ヤクルト 専務取締役 平野博勝氏
ヤクルトの創始者である医学博士 代田稔氏は「予防医学」「健腸長寿」を提唱し、健康は人類普遍の価値であると言っていた。その言葉に感銘を受け平野氏はヤクルトの仕事にのめり込んでいく。
当時ヤクルトは台湾・ブラジルでは海外にて成功していたが、フィリピンではパートナーと非常に揉めている状態であった。そんな中、1980年 フィリピンの様子を見に行ってきて欲しいという依頼を受け、フィリピン全土を現地の営業責任者と回る。フィリピンこそ代田稔氏の理念を継承しヤクルトを飲んでもらうべき市場であると直感した。
2014年4月 3日
第81回 フリーターから専務まで 元ヤクルト 専務取締役 平野 博勝氏
早稲田大学在学中からアルバイトを始め、土方からペンキ屋までを経験する。その後サラリーマンが一番ラクな仕事だと考え始めヤクルト
に中途入社。ヤクルト九州に営業部員として採用され、18回の人事異動を経験。
そして、中途入社からヤクルトの専務まで駆け上がっていく平野氏はヤクルトのグローバル展開に大きく貢献している。